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この時代、職人はもういらない。

お久しぶりです。Yukiです。 

先日、現役の棟梁(大工の親方)とお話しする機会があったのでその内容を共有したいと思います。

 

 

現代の消費者は何を求めているのか

 

それは安心感です。

そこに品質が伴っていなくても、経験不足な私たちはその部分を見抜くことができず、まんまとそこにお金を払います。

今回お話をしていただいた棟梁の方が語るには、『例えばマンションの施工は会社にもよるが、大体の会社は本当にいい加減。僕は絶対にマンションは入居しない。』とのこと。

こんな品質のマンションに、入居者は何千万とお金を払って購入するのか。

そう感じたそうです。

 

基本的に、棟梁と呼ばれる大工の方は下請けを雇わず、技術力が確かな親方自身とその弟子たちで一戸建てを施工する。

マンションはというと、場合によっては高校生などの未経験者を派遣として雇い、建物を作っていく。建設会社によるが、いい加減な施工の建物は本当に多いです。

 

多くの消費者はとりあえず形になっていれば安心し、お金を払う。

しかし、後になって品質の低さに気付き悩むことも多い。

この場合、悪いのは消費者ではない。間違いなく仕事を請け負った側の責任です。

プロとしての正義はどこにあるのか。

 

職人と伝統の今後

職人は淘汰される。

伝統は記録には残り、記憶には残りません。

日本は職人不足に悩む時代となり、災害が起こった際に現場を指揮できる人間が限られるのです。

 

品質を求める消費者は確実に減ってきています。

それは選択肢が増えすぎた現代において、選ぶことが難しい状況になっているからです。

ここで頼るべきはデータをもとに合理的に判断するAIなのか。それとも肌感覚で培った感情的なアドバイスができる職人なのでしょうか。

 

若い人たちは、何をするべきなのか

今後世界はもっと便利になるし怠惰が許容される時代になります。

便利なサービスは大いに利用すればいい。

 

しかし、何かを選ぶときに形だけで満足していたら意味がありません。

お金で妥協せず、衣食住には信頼できる品質に投資をしましょう。

その費用対効果は、必ずあなたにとってプラスになります。

 

今回のまとめ

〇消費者は品質でなく、安心感で選んでいる。

〇職人は減り、伝統は風化する。

〇若い世代は、本当に信頼できるサービスを選ぼう。